古川池愛護会 活動内容

第4回古川池(徳定川)清掃活動

 古川池(徳定川)の環境整備を推し進めようと、美化清掃活動を行い河川環境保全に寄与することを目的として、地元住民と大学が協同連携して発足した『古川池(徳定川)愛護会』。「まずは私たちの力を合わせて行動を」の精神で、1年に2回(春と秋)古川池(徳定川)清掃活動を行っています。
 古川池(徳定川)愛護会の活動が力となり、国道49号線にタッチするセブンイレブン裏の道路(第二池と第三池の間)が拡幅計画に挙げられました。
 古川池(徳定川)愛護会第4回目となる清掃活動が、平成28年10月15日に行われました。今年で17年目を迎えた、日本大学工学部土木工学科、水環境について学ぶ研究室を中心に徳定川清掃を行っている清掃活動グループと地元住民が協働で美化清掃活動を行いました。今回の清掃活動には、神明下、下河原、金屋第一、金屋第二町内会の地元住民の方々、日本大学工学部の学生、教職員、卒業生など総勢約90名が参加しました。
 今回の幹事を務めるのは金山進教授。大学関係者は大学のキャンパス内に、各町内会の住民はそれぞれの集会所、公民館に集合して、振り分けられた清掃箇所の清掃を開始しました。
 工学部キャンパス内は卒業生の皆さんが担当しました。大先輩からOB一年生まで幅広い年代の卒業生が集結しました。キャンパス南側から徳定川上流域にかけては、各研究室の学生の皆さんと先生方が担当しました。以前より草が伸びて歩きにくくなっていました。
 徳定川下流域にある古川池は、中野研究室と各町内会の住民の方々が清掃を行いました。神明下、金屋第二町内会の住民の方々は、第一池、第二池の清掃を担当しました。下河原、金屋第一町内会の住民の方々は、第三池、第四池の清掃を担当しました。中野研究室の皆さんは、第三池の清掃を担当しました。

  第4回 清掃活動 集合写真(日大工学部提供) 頼もしい胴長隊の皆さん(日大工学部提供) 以前よりゴミが少なくなりました。(日大工学部提供) キャンパス内清掃(日大工学部提供) 用水路清掃(日大工学部提供) 世代を越えて一緒に清掃活動 除草作業 隈なくゴミの回収 春に比べ少なくなった回収物 作業前 除草後 特製とん汁(日大工学部提供) 恒例のとん汁懇親会(日大工学部提供) 草刈り機の使用経験がある方は積極的に除草作業を行っていました。今回はタイヤや自転車などの粗大ゴミは回収されなかったです。
 清掃終了後には、恒例の豚汁懇親会が行われました。町内会のご婦人の方々が腕を奮った豚汁が参加者に振る舞われました。
「思った以上にゴミが捨てられていた。良い活動なので続けていって欲しい」と話す初参加の住民の方。「ゴミによって水がせき止められて水質にも影響するから、ゴミを捨てないことが大事」と話す学生。清掃活動によって、河川環境保全に対する住民や学生の意識の変化を感じることができました。
 また毎回参加している卒業生の一人、福島市建設部河川課の奥田浩司氏は「大学が中心となって地域に活動の輪が広がっていくことは珍しい事例。行政が主導で進めても、市民が動かないと長続きしない。この徳定川清掃がモデルケースとなるようぜひ続けて欲しい」と話していました。