古川池愛護会 活動内容
第3回古川池(徳定川)清掃活動
古川池(徳定川)の環境整備を強く推し進めるべく行動を起こそうと、地元住民と大学が協同連携して『古川池(徳定川)愛護会』を発足。昨年度は、古川池(徳定川)愛護会の活動が行政にも伝わり、例年以上に古川池の除草、伐木が行われました。
そして古川池(徳定川)愛護会第三回目となる古川池(徳定川)清掃活動を平成28年5月21日に行いました。今回の清掃活動には、神明下、下河原、金屋第一、金屋第二町内会の地元住民の方々、日本大学工学部の学生、教職員、卒業生など合わせて総勢約180名が参加しました。
今回は朝岡良浩准教授が幹事を務めました。大学関係者は大学のキャンパス内に、各町内会の住民はそれぞれの集会所、公民館に集合して、振り分けられた清掃箇所にそれぞれ向かい、清掃開始しました。
キャンパス(日大工学部・日大東北高校)内は、卒業生の方々が担当しました。水の流れをせき止めよどみの原因となる流木や傘が回収されました。
キャンパス北側の住宅地を流れる用水路から、徳定川上流部の水田地帯は、各研究室の学生の皆さんと先生方が手分けして作業しました。胴長隊はよどんだ水の中に入り、上流に向かって歩きながらゴミの回収をしました。上流部の水田地帯は農業用のゴミが多いようでした。
徳定川下流域にある古川池は、中野研究室と各町内会の住民の方々が清掃を行いました。神明下、金屋第二町内会の住民の方々は第一池、第二池の清掃を担当しました。中野研究室の皆さんと下河原、金屋第一町内会の住民の方々は第三池の清掃を担当しました。また今回も草刈り機を使って、堤防周辺の除草作業も行いました。中野研究室の胴長隊は、頼もしく茂みの奥やよどんだ水の中に入り、ゴミの回収をしていました。若い力は地元住民の方からも頼りにされています。今回も不法投棄と見られる、タイヤや自転車、ドラム缶など粗大ゴミが回収されました。
「続けていけばきれいになる」と話す住民の方。「実際川に入って、もっときれいにしたいという気持ちが強くなった」と話す、初めて参加した学生達。「学生と地域の方が関わる良い機会になって良かった」と話す卒業生。河川環境保全活動に前向きな心強い声がたくさん聞けました。
作業終了後、町内会のご婦人の方々が腕を奮った豚汁が参加者に振る舞われました。みんな一緒に美味しい豚汁を食べて、地元住民の方々と学生の皆さんの交流が深まりました。
豚汁懇親会が終わると、突然降り出した土砂降りの雨。閉会宣言は建物の中で行われました。町内会を代表して、市議会議員の山口信雄氏は「これからも地域をきれいにするために、日大工学部さんと協力していきたい」と決意を述べられました。
徳定川清掃活動の発起人である、中村玄正名誉教授は「年2回清掃活動を実施することでゴミは減ってきている。しかし泳げるくらいきれいな川に戻して、子供たちが自然の中で学べるようにすることが大事」とその思いを語っていました。拍手でお互いを労いながら、今回の徳定川清掃は終了しました。